青学 原監督流 学生の才能を伸ばす方法

2016年東京箱根間往復大学駅伝 青山学院大 完全優勝!

今年は「ハッピー大作戦」

「全日本で負けてしょぼくれた選手の姿を見て、
これは青山学院ではない。笑顔で戦っていかないといけない、
と反省しました。また、マイナスな発言が学生の中で
多く出ていましたが、
前向きな発言をしていこう、とも言いました」

前向きな明るさが青学大のカラー。
「みんなのハッピー指数を上げる。運動だけではない。
心のピーキング。テンション上げていく」と、
重圧を振り払う「ハッピー大作戦」の狙いを説明した。

原監督の青学監督就任から箱根駅伝優勝までの軌跡

「生まれ故郷の広島で順調に仕事をしていたし、家を建てて3年しかたっていなかったから悩みました。でも陸上競技をやってきたけど、やり切れていない自分がいたんですね。会社にも鳴り物入りで入ったけど、まったく期待外れの結果しか残せなかった。そういう、人間としての名誉回復を求めるような気持ちもあったと思うんです」

「夫は、何かやりたかったんだと思うんです。自分を変える、何か。だったら私も一緒にやるしかないな、と」

04年4月、高校の後輩の推薦で青学大監督に就任。しかし・・・

いざ合宿所へ来てみると唖然とした。
門限破りや飲酒は当たり前。朝練習をフリーにしたが、
参加しない者も多かった。

晋監督の改革

就任11年目ですけど、本当にあっという間でしたね。苦労したのは最初の5年。箱根に初出場するまで。何事も土壌作りが大変ですから。軌道に乗ってしまえばそうでもない。重い球が転がった感じですよ。この数年間は案外ラクでした。

10年間、中国電力でサラリーマン生活を送る。同期が本社で活躍する中、配属されたのは支店の下の山口県徳山市(現・周南市)の営業所。ここで省エネ空調設備「エコアイス」を社内で一番売り上げて評価を上げ、新規事業を立ち上げた。「伝説の営業マン」を自称する。

駅伝とは全く関係のない中国電力の営業で
トップセールスであったこと
そのノウハウをスポーツの指導に応用できて
箱根駅伝でトップに立てたということで、
一つの世界で勝ちパターンを持っていると
他の世界でも勝てる可能性が高いということが証明されました。

原監督の指導とは

①規則正しい生活をする

まず規則正しい生活を徹底。
反発を受けながらも「いい練習はいい生活から」と譲らず、
食事を管理し、寮の門限を午後10時に決めた。

消灯は22時、朝練習は5時30分から。
もちろん原監督も朝練習から参加する。
メディアには人懐こい笑顔を見せる原監督だが、
練習中は温かい心と鋭い眼差しで選手たちを見つめている。

②今後の目標・理由を書かせ、定期的に振り返りをする。

サラリーマン時代に学んだのが、目標をクリアする喜び。
選手にもA4サイズの用紙2枚に、
目標達成率と今後の目標を理由とともに書かせた。
昨年まで不定期だった目標管理シートを、今季から毎月提出させた。
「選手が自立し、成長できた」。
目標が明確になり、自己管理もできてケガも減った。

まずは目標を短期、中期、長期で立てて、
目標管理をしながら達成率を確認しながら進めて行く方法で
学生たちを指導したようです。

律に指導するのではなくて、それぞれの目標を自分で立てさせて自分で管理させて、達成率を自分でチェックさせながら、自分自身の生命力を高めさせてモチベーションを監督の脅しではなくて自分自身で保たせたというところがポイントです。

原監督流目標の立て方

(1)目標から逆算して計画を立てる

やみくもに行動しているだけでは、成果はつかめません。
ゴール(目標)を決めて逆算し、行動計画を立て、
それにしたがって行動することこそが重要なのです。

(2)目標計画は長・中・短期で立て、目標を細分化する。

最終目標だけを決めても漠然としていて、
具体的な行動に繋がりません
いつまでも遠~い目標です。
でも、細分化することで、
現時点でのやるべきことが分るのです。

例えば
箱根駅伝予選会突破 → 長期目標

チームで14分記録を縮める 10人で割ると1人1年で84秒縮める → 中期目標

1ヶ月で1人7秒縮める → 短期目標

③選手一人ひとりの良さ、学校やチームの雰囲気を尊重

青山学院大学の雰囲気に合う選手を勧誘しましたよ。
頭の悪いやつ、しゃべりのできないやつはいらん。
顔つきで選びましたね。
暗いやつは選びません。
生命力を感じる子。

2006年の予選敗退から、
今のスカウト活動の方針を変更!
(青山学院での人材のあり方はただ単に記録だけではなく、
 学力、性格、私生活での自己管理が出来る生徒等)
が確立されました。そして、
安易に怒らずチームの雰囲気を大切に!
監督・スタッフと話しやすい環境づくりをしたことで!
チームの雰囲気が非常に良くなった!!

 

 

④良いと思ったことは積極的に取り入れる

今年度から青学陸上部は、新たにコーチやトレーナーをつけ、
陸上界では常識である腕立て伏せなどをやめ、
代わりに「体幹トレーニング」を取り入れた

5区で“新・山の神”と称えられた神野選手も、このトレーニングのお陰で記録が伸びたところは大きいとインタビューに答えていました。

 

 

⑤笑顔を忘れない

表現力のある子はチームに
笑顔や明るさをもたらします。

辛い時に笑顔を作ると能力を発揮することは
幸福学という研究にもあるとか。

何かに挑戦するときことほど
笑顔で明るくいることが大事!

走り終えた選手たちはほとんど笑顔でこう言いました。
「やばい!めっちゃ楽しい!」
箱根駅伝の苛酷なレースを心から楽しむ!
笑顔で「楽しい!」と心身ともに喜びを表す青学の選手たち。

これまでの箱根駅伝の取材で、
選手たちの口から「楽しかった」という言葉を
1番聞いた気がする。
青学大にストイックな重苦しさがないのは、
選手たちの印象から来ているのかもしれない。

最後に・・・原監督の言葉

「裏でどんなに泥臭いトレーニングを積んでいようが、
表は青学のイメージどおりかっこよくキメられたら本望です。」

出典青学・原晋監督の「わくわく大作戦」とは?箱根駅伝2015総合優勝の秘訣

 

 

 

以下、塾長より

 

①自立心をはぐくむ目標進捗確認(自分でチェック)

②目標の細分化、指針設定(小さな「できた!!」の積み重ね)

③挑戦する時は、明るい笑顔で楽しむ(へこたれず立ち向かっていく)

 

この3つに集約されると思います。

 

ご家庭でも実践できるところは真似してやっていみるといいと思います^^